経営者として変革に取り組み「指示命令型」から「自立した組織」へ
今回は、株式会社フジキン(自動車部品加工会社)取締役 荒金賢治さんにお話を伺いました。
取締役へ就任。指示命令型の組織で、いつしか社員は疲弊していました。
そして、15年ほど前に、家業の自動車部品加工メーカーへ入社されたんですね。
3代目として取締役へ就任されて、ご苦労などはありましたか?
経営管理は比較的得意で、業績は成長路線に。社員数は横ばいでしたが、売上は2.5倍に増加させることができました。ただし、典型的な指示命令型の組織で、いつしか社員は疲弊していました。
組織の閉塞感と言うのでしょうか。部署ごとの溝を感じるようになり、次のリーダーやマネージャーが育っていないことも気になっていました。
5年ほど前くらいから、「そろそろ手を打たないとヤバい」と危機感を持つようになってきました。
「社員を育てる」「社員が自立して動く」には?
ということを真剣に考えるようになり、情報収集のために海外へも出かけるようになりました。
「商談が終わったとき、どんな風になっていたらいい?」
「お客様が求めていることって、どんなこと?」
など、未来をイメージしたり、様々な立場に立てるような問いかけをメンバーたちに投げかけていくようにすることで、これまでには聞けなかったような斬新なアイデアや意見が、どんどん出てくるチームになったんです。
ですので、「社員を育てる」「社員を動かす」目的で、心理学やプレゼンテーションを学び初めたのですが、そのおかげで、売上も利益もかなりアップさせることができました(笑)
また、部署をまたいで目的を明確にし共有しているので、それぞれの立場で、ブレや相違がなくなって、些細な行動から大きな決断まで、チームで一貫性をもって行える。社員同士違う部署のメンバーでも、お互いに意見を言いあい、協力しあえる関係性に。
それ以降、部下から相談してくれることが増えたことにも、驚きました。
指示命令するスタイルから、みんなで創り上げるスタイルに
上司が何でもわかっていて指示命令するスタイルから、社員の力を引き出し、みんなで創り上げるスタイルに、大きく変わりました。1対1の人間関係はもちろんのこと、組織が変わる手応えを感じています。
社員からのコメントでも「この会社で働けてよかった」「やりがいを持って仕事ができて嬉しい」そんな声が増えました。
辞める予定だった社員が「やっぱりこの会社で継続して働きたい」と申し出てくれたりすると、こちらとしても正直嬉しいですよね。
今では、数年前の疲弊していた状況がウソのようです。ビジョンを描き、自社が「200年続く会社」であることを確信しています。
アクションが止まらずに実行できたことがよかった
平本式の現場変革リーダー養成コースや講師養成コースは、すべて体系的な理論と経験をベースに、即効性があるスキルばかりでした。一人一人の内面の変化だけでなく、コミュニケーションが変わると組織が変わる。
理系の私でも、現場でトライ&エラーしやすいステップを踏みながら取り組めたので、結果に繋がったのだと思います。
あと、自分で考えるだけだとどうしてもうまくいかない、どう現場に応用したらいいかが、わからなくなってしまった時には、講師の平本あきおさんやスタッフの方に質問しました。
一緒に解決方法を探して、アドバイスをもらい、翌週に、その方法を会社で試す、そんなことが何度もありました。そうやって、アクションが止まらずに実行できたことがよかったですね。
習ったメンタルスキルを、試合中に自分自身に試した結果、ダントツで優勝しました。嬉しかったです。
今日は、素敵なお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました。
荒金賢治さんが参加されたコース
リーダーに必要なコミニュケーションスキルをマスターする!
あなたのリーダーとしての成長とチームの成果が待っています。
プロの技術を学びメンタルを整える!
自己肯定感が上がり、親への不満、職場での人間関係の悩みなどが解消します。
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