「自分のことが好きじゃない」、専門用語では、自己受容感がないと言いますが、そんな時は、上手くいかないことで過度に自分を責めて追い詰めてしまったり、自分の欠点ばかりが気になってしまい、なかなか気分を切り替えられなくなってしまうことがあります。
「自分のいいところを見つけよう!」と言われても、なかなかすぐには思い浮かびません。
そんな時に、簡単に自分でもできるおすすめの方法を3つご紹介します。
欠点や短所を洗い出してみる
1つ目は、
自分の欠点や短所を洗い出してみる。
優柔不断、引っ込み思案、臆病、自信がない、気が利かない、せっかち、それでいて自己中・・・
そして、本当にいつもそうだったか、例外はなかったか、探してみます。
例えば、優柔不断。
それでも、これまでに、すぐメニューを選べて決断できた時はないか?
(そんな些細な例外でいいんです!真面目に考えてみてくださいね笑)
例えば、臆病。
とは言うものの、勇気を持って、自分から飛び込んだことはないか。
スタバでエキストラショットが頼めたとか。会議で自分の意思が言えたとか。思い切って、ひとり旅に出た。とか。
欠点だとは思うものの、案外、そうでなかった時もあるかもしれない。時に、欠点は思い込みの場合があります。ホントかな?って疑っていると、そうでなかった時が見つかります。
欠点を別の言葉で言い換えてみる
2つ目の方法は、
その欠点があったからこそ、よかった時を探す。
もしくは、別の言葉で言い換えてみる。
引っ込み思案だったおかげで、みんなに可愛がられた。
自信がないおかげで、ちゃんと事前に調べて準備した。
臆病は、言い換えると、綿密で計画的、かもしれない。
せっかちは、言い換えると、行動的、かもしれない。
自己中は、自分の気持ちを大切にできる。かもしれない。
欠点は社会貢献だと考える
3つ目の方法。
あなたの欠点は社会貢献。
自分の欠点があるからこそ、誰かの役に立っていることはないか?
すべてにおいて万能だったら、人の手助けなんていらない。
話すのは得意、でも事務作業が苦手。
だったら、事務が得意な人に頼む。
頼まれた人は、自分の強みや長所を発揮できることで、自信が持て、自尊心が上がる。
自分に苦手なことがあるからこそ、他の人が良さを発揮できる余地が生まれる。
まるで、パズルの凹凸。そしてなにより、人に頼んだり頼まれたりすることで、豊かな人間関係、豊かな人生になれる。
そもそも、苦手なことが何もないなんて、イヤミな人間。
周囲からすると、近寄りがたい。付き合いづらい。そんな人間にならなくて良かった。
欠点や短所があるのも、人間らしい。お茶目で人から愛される。
平本あきお著書、KKロングセラーズ