個人は幸せになるために会社に入る
最初は、みんな、自分が幸せになるために会社に入るのですが、日々の仕事に追われているうちに、いつのまにかそのことを忘れてしまいます。
自分を犠牲にするために会社に入ったのではないにもかかわらず、会社のために、会社で生き残るために、なんでも我慢すると言う状況に陥ります。
特に、中高年以上の人になると、会社のために、自分や家族を犠牲にしてきたと言う人も多いでしょう。
ところがもっと下の20代、30代の多くは、自分が幸せになるために仕事をする、少なくとも自分は会社の犠牲にはなりたいくないと考えています。
「個人は幸せになるために会社に入る」この原則を無視してしまうと、上司は部下のやる気をくじいてしまいます。
もし、仕事にやる気がない社員が増えていると感じている組織や上司がいるとしたら、ちょっと考えてみてください。
その部下は、自分の人生すべてにやる気を感じていないのでしょうか?
自分の人生すべてにやる気を感じていない人はほとんどいない
実は、そういう人はほとんどいません。
単に、仕事にやる気を持てないというだけで、仕事以外、たとえば家族や友人との時間、趣味やライフワークなど、何かしら興味を持って没頭できるものがある人がほとんどです。
問題なのは、そんなふうに関心をもって没頭できるのが「仕事ではない」ということだけなのです。
上司は、部下たちのそんなやる気をほんの少しでも仕事で発揮させることができるようなサポートをしてみましょう。
自分の部下に興味を持つことが大切
そのためにまず、「自分の部下がどんなとき充実しているのか?何をしているとき、自分らしいと感じているのか?何に対してやりがいを感じているか」そのことに、興味を持って欲しいのです。
一人一人違う、しかも、部下本人も気づいていない、部下の充実ややりがいを引き出せるようになったら、素晴らしいチームができると思いませんか?