1on1が重荷になる時
部下の学習サイクルを活性化し、組織の課題解決につながることを期待して導入したはずの1on1。
せっかく時間をかけたのに、
- 話題が発展せず、いつものアドバイスを話すだけになってしまった
- 質問が詰問になってしまい、話やすい雰囲気を作れなかった
- うまく質問できず、新しい気づきや悩みの解消まで至らなかった
- 自分が伝えたいことを優先し、話題を誘導してしまった
- 部下の話を整理するだけで時間がかかってしまった
- 重要な話に行き着く前に、時間が終了してしまった
など、部下を持つ立場にある方からさまざまな悩みを聞きます。
ざっくりまとめると、1on1がうまくいかない要因は下記の3つに集約されそうです。
- 部下の話を引き出せない。
- 話すべきことを話せない。
- いつものパターンから抜けられない。
いかがですか?
あなたの悩みや課題もこの3つのどれかにあてはまるのではないでしょうか?
そして、もしあなたが、
- これらは経験を積むことでしか解決しない
- 自分にはそもそも1on1の適性がない
などと考えているなら、それは錯覚、あるいは大きな誤解です。
1on1の悩みを「スキル」で解決する
実は、このような悩みは全て「スキル」で解決できます。しかも、そのスキルはちょっとしたコツを知るだけで、誰でも、短期間で、簡単に、マスターすることができるのです。
それでは、ここで平本式がお伝えしている「スキル」をご紹介します。
1)聞き方のコツ
- 部下の話にうなづく
- あいづちを打つ
- 部下の言葉を繰り返す
- 部下の表情を真似る
- 部下の話すスピードに合わせる
この5つを意識してみてください。
場の空気がガラッと変わり、部下が圧倒的に話してくれるようになります!
2)話題(共通のテーマ)を選ぶコツ
- フォーマットを使う
まず、共通のフォーマットを使って問題や課題を整理しましょう。
その上で、話題にするべき共通のテーマを見つけ出す。
そうすれば、重要な話題に時間をたっぷり使えるようになります!
3)パターンを超えるコツ
いつもの思考パターン、いつもの解決方法から抜け出す鍵は3つ。
- 状況や思考をクリアにする「見える化」
- 未来から逆算する「バックキャスティング」
- 質問に答えやすくする「オープンクエスチョン」
この3つを実践すれば、建設的な1on1が展開し、部下の意識と行動が驚くほど変化します。
いかがですか?
「1on1は60分以上でないと効果が出せない・・・」
そんなことはありません!
平本式の技術を身につけると、1分でも、15分でも、30分以上でも、時間の長さに左右されることなく、1対1の会話の質が劇的にあがり、生産性がアップします。
これらのポイントを意識するだけでも十分に変化は起こりますが、実践するコツを基礎からしっかり身につけたい方のために、ピッタリの講座を開催します。2021年に、最高のチームを作るためにぜひご参加ください。
▼自走する部下が育つ!1on1とコミュニケーションの秘訣▼
1月16日(土)13:00-17:00
オンラインで開催