目標設定と具体化・数値化の危うい関係
これまでに、ゴール設定のポイントは3つあるとお伝えしてきました。
- 「価値観・ビジョン・セルフイメージ=自分軸」を満たす
- 「目先だけでなく、人生の大きな流れ」から
- 状況が変わっても判断できる「指針やテーマを設定」する
「チャレンジし続ける人」と「止まってしまう人」の違いでは、
感情エンジンについて。
激動の時代に必ず役立つ!「ゴール設定」の3つのポイントでは、
人生の大きな流れについて。
今日は、3つ目のポイント”状況が変わっても判断できる「指針やテーマを設定」する”について解説します。
目標やゴールを設定する際には、具体的で測定可能な数値化をすることが重要だと言われます。
確かにその通りです。
「数字目標〇〇を実現」 「資格〇〇を合格」 「起業して〇〇の売上を達成」 など、目標が具体的であればあるほど、計画も立てやすいし、達成できたかどうかが明確にわかるので、途中で修正が必要な場合にもすぐに対応することができます。
とはいえ、今のように状況や環境が大きく変化し、 優先順位を変えざるを得なくなったり、 目標そのものの実現が難しくなってしまう時に、あなたならどうしますか?
「目標に固執して、がむしゃらに頑張る。」
あるいは、
「思い切って目標を手放す。」
いずれにしても、うまく気持ちを切り替えられないと、 気落ちしてしまったり、動きが止まったりしてしまいがちです。さらには、本来、自分が大事にしていることを犠牲にすることになってしまっては本末転倒。これは人生の大きな流れから見ると、重大な損失やリスクです。
目標のその先にある世界
では、どうしたらいいのでしょうか?
そのような事態を回避するために、平本式でお伝えしている方法。
それはまず「未来の感情」を先取りします。
その上で、「未来から振り返って」テーマを設定するのです。
具体的なゴールや目標のその先にあるテーマやビジョン。つまりあなたの自分軸が求める世界観を言語化するわけです。
2021年1月の今、2021年の年間目標を設定する場合を例にして説明しますね。
- 1年後、2022年の元旦にいろんな目標が実現できた自分を想像してください。
どんな気持ちになっていますか?
どんな感情を得たいですか? - その未来の感情を十分に味わいましょう。
- そして、未来の感情を感じたまま、 2021年を振り返りって「テーマを設定」します。
2021年はどんな1年でしたか?
このようにして設定したテーマに沿って過ごすことができれば、 例え、具体的な目標やアクションプランに変更があっても、意気消沈することはありません。充実した1年を過ごすことができる、そういう仕組みなのです。
これまで、数日間に渡って、 自分軸やゴール設定について 解説してきましたが、いかがですか?
心理学を活用すると、 どんな状況でもブレずにチャレンジできる!ことが、 わかっていただけたのではないかと思います。
2021年1月23日(土)~1月24日(日)には、アドラー心理学の基本をベースに、2日間、たっぷりの時間をかけて、自分軸を見つけ、人生とキャリアをデザインするセミナーをオンラインで開催します。
あなたもぜひ、価値観とビジョンを言語化し、自分軸をフル活用する方法を私たちと一緒に学びませんか?