「期待」や「不安」ではなく「自分軸」を選択基準に
平本式スタッフの中田です。
転職でも、副業でも、移住でも、引っ越しでも、結婚でも、恋愛でも…、スタート地点でうまくいくかどうかの分かれ目があり、それを決定するのは「自分軸」である、ということを前回のブログでお伝えしました。
そこで、次にお伝えしたいのは、「自分軸は勘違いしやすい」ということ。
これまであなたが選択の基準にしてきたことの中には、「自分軸のようで、自分軸でないもの」がたくさん隠れています。
自分軸のようで自分軸でないものー其の1
例えば、「人に言われたこと」も、その1つ。
人から、
- 「〇〇が向いてるんじゃない?」
- 「〇〇が得意だから、この道に進めばいいのに」
- 「その特技を生かして〇〇やってみたら?」
などというアドバイスを言われ、「それが自分のやりたいことだ!」と思い込んでしまうことがあります。
確かに、「人と比べて得意」とか「人と比べて秀でている」ことは、あなたのリソースの1つではありますが、それがそのまま「自分軸」になるとは限りません。
自分軸のようで自分軸でないものー其の2
似たような例として、「周りに期待されていること」があります。
- 「医者の家に生まれたから、医者になるべき」
- 「家計のために出世してお金を稼ぐべき」
など、「・・・べき」だけを基準に道を決めていると、自分軸を見失ってしまいます。「役割としてやるべきこと」は、「自分軸」とは区別して、自分軸を見つけた後に、検討すべきこととして、いったん脇に置いておきましょう。
自分軸のようで自分軸でないものー其の3
そして、「やらないと不安だから」ついついやってしまっていることはありませんか?
私たちは、「やりたい」と「やらないと不安」とを混同してしまいがちです。しかし、不安やあせりから起こるモチベーションは、「やりたい」を素にしたモチベーションとは異なり、強く、長く続くことはありません。
また、「気晴らし」「気分転換」「現実逃避」と「自分軸」を混同している方も多いです。
緊急・重要案件に追われてプレッシャーが続いたり、自分が大切にしていることが満たされない環境では、ゲームやネットサーフィンなど、気晴らしと気分転換の時間が増えていってしまいますよね。
「辛くて、つまらない目の前のサラリーマン生活から解放されい…」、
「疲れ切っていて自分軸を考えることすらできない…」、
そんな現実から逃避したくて描いた夢を自分軸だと思い込んでしまうこともあります。
平本式のセミナーでも、
「何の制約もなかったら、何がしたい?」
という質問に対して、
「ハワイに移住」「カフェをオープン」
という答えが流行した時期がありました。
「不満⇄不安⇄緊張」⇄「気晴らし・気分転換」の行ったり来たりの悪循環の渦にハマっているとしたら、「気晴らし・気分転換」でリフレッシュした後、「本当はどうしたい?」に意識を向けてみましょう。
何のために生きているのか?人生を取り戻そう!
このように、私たちは、「自分軸」ではない「過去からの思い込み」を、選択基準にしてしまっていることがあります。
それらを選択基準にしていると、あなたらしい人生は損なわれ、充実感は失っていき、極端になると、「何のために生きてるんだろう?」「何のために仕事をしているんだろう?」と、生きる目的や仕事の意義を見失ってしまいます。
端からは、成功していて優秀に見えても、自分軸を満たすライフスタイルや仕事を送れていないと、心の中は真っ暗ということも少なくありません。
そして、実は、「自分軸」を大切にしていない人は、人間関係もうまくいかなくなることが多い・・・という、ちょっと怖い話を明日は書こうと思います。
もし、あなたが、今、少しでも「やりがい」や「充実」を増やしたくて、もっと自分を活かす人生や仕事を送りたいと思っているなら、そして、周りの人にもその人らしく輝いてほしい、と思っているなら、ぜひ、そのスタートとして、ライフキャリアデザインセミナーに参加してみてください。