最近、「瞑想」に興味を持つビジネスパーソンが増えている感じがする、
平本式スタッフ「しゅん」こと、中田久美子です。
実際、弊社主催の瞑想セミナーでも、「なんとなくちょっと体験してみたい」という方も増えているので、本日は、私が語るなんて「百年早いわ!」と自分で突っ込みを入れつつ、「なぜ瞑想するの?」のベースとなる「意識の状態」について、超初心者向けに書いてみようと思います。
人はなぜ瞑想をするのか?
極めてシンプルにまとめて言うなら、
私たち人間が瞑想をするのは、
「今、ここで何が起きていて、何を感じているか?」
よりも、
「過去の後悔や不満、未来の不安や心配事」
などに意識が行ってしまって、
「本来の幸せを感じられなくなっている」
「本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまう」
から、です。
例えば、朝の通勤途中で歩きながら、
- 「来週の会議で失敗したらどうしよう…、
- そういえば、先月の大事な会議で失言したこと、
- あとで部長に嫌味を言われたし、
- その後、それについてちゃんと話せなかったから、
- 今、どう思われてるんだろう・・・」
なんていうことを考えてしまっているなら…、
- 目の前の景色も周りの音も、見ていないし、聞いていない、
- あとで思い出そうとしても、どんな景色だったか思い出せない…
などということが起きています。
そして、そのように、意識が目の前に向かわず、どこかへ飛んでいることに気づいていないのが、普通の人の日常ではないでしょうか?
少しネガティブな例で書きましたが、他にも例えば、
「今日のお昼ご飯は何食べようかな?昨日の昼ごはんが〇〇だったから…」
とか、
「今日の〇〇さんの服装、素敵だな!気になっていた〇〇やっぱり買いに行こうか?どうしようかな?」
など、私たちは頭の中は、ちょっとしたきっかけで過去や未来のエピソードや思考・感情が行ったり来たりしています。
そして、自分では気づかないうちに、
- 「心配・不安に陥って」いたり、
- 「情報・人の意見に振り回されて」いたり、
- 「先入観で物事や人のことを判断」したり、
- 「視野が狭まってチャンスに気づけない」とか、
- 「ストレスや緊張に気づけない」とか、
- 「失敗体験にハマってしまう」
など、それこそ、なんとなく気づかないうちに、いろいろと起きてしまっているのです
“デキる人”は知っている
世の中のスーパーハイパフォーマンスと言われる人たちは、「瞑想」(メディテーション)習慣にしている方が多いです。
それは、アーティストやアスリート、経営者たちは、自分の意識の状態に敏感で、意識の状態が、判断やパフォーマンスに非常に影響するということを、経験上よく知っているからだと思います。
身内の話で恐縮ですが、私の母は、書道家で、「本人の意識が作品の質にどれだけ影響するか」をいつも話していました。
「考えながら書いた作品は、どんなにきれいな形をしていても、一切の価値がない」
と小学生の頃に言われ、
「そんなのムリムリ!私には芸術を目指す才能も資格もなさそう・・・」
と内心でつぶやきなら、衝撃を受けたことをありありと覚えています。
その後、書道のお稽古を通して、いわゆる「フロー状態」を再現できるようにはなりましたが…、
あの頃のモヤモヤしていた私に「瞑想トレーニング」の方法を教えてあげたいです。
「意識」するだけでは、自分の意識の状態を自分で変えることは難しいです。
だからこそ、先人たちはさまざまな方法で、意識をコントロールしようと試行錯誤してきました。
その試行錯誤の積み重ね・叡智が「瞑想法」です。
(「瞑想法」と呼ばないものもたくさんありますが、ひとまずは「瞑想法」と括ります。)
と言うわけで、明日からも、瞑想が習慣になると、どんな意識状態やパフォーマンスが可能になるのかについてなど、諸々、書いてみようと思います。
瞑想の全体像を知りたい方、本格的に体験したい方は、平日夜のセミナーもしくは2日間集中セミナーがおすすめです。
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6月に開催する「瞑想2日間集中セミナー」では、このような事態だからこそ、組織やチームの日常の中に瞑想法を取り入れたいという要望にお応えして、あなたの周りの人たちも、心を落ち着けて毎日が送れるようになるためのトレーニングを実施します。