経営者をサポートするとき「瞑想」がどのように役立つか?

瞑想について書き始めたら、タイムリーに質問をいただきありがとうございます。
平本式スタッフのしゅん、こと、中田久美子です。

先日のブログで、

世の中のスーパーハイパフォーマンスと言われる人たちは、「瞑想」(メディテーション)習慣にしている方が多いです。

それは、アーティストやアスリート、経営者たちは、自分の意識の状態に敏感で、意識の状態が、判断やパフォーマンスに非常に影響するということを、経験上よく知っているからだと思います。

と書いたのですが、
「経営者をサポートするのに瞑想は役立ちますか?」
と言う質問をいただきました。

答えは、もちろんYesです!

”自分の意識”に”気づいている”こと

経営者に限らず、一般のビジネスパーソンをサポートする場合にも、「瞑想する」or「瞑想しない」だったら、もちろん瞑想を習慣にするほうがいいです。
それは、コーチ/カウンセラー自身のコンディションニングにとても役立つからです。

私たちは、気づかないうちに、自分の意識の状態に左右されながら、相手とコミュニケーションをとってしまうことが多々あります。(それを「投影」と呼んだりします)

瞑想を習慣にしている人と話をしていると、しばしば、
「コミュニケーションの重要度が高い仕事の人に瞑想は必須だよね」
というトピックが登場します。

それは、「気づいている」ことで、相手とのコミュニケーションへの影響を考慮することができるから。
そのためには、まず、自分の思考・感情・五感の状態に、自分自身が気づいている必要があります。

だから、コーチ/カウンセラーに限らず、

  • 教員、
  • 医師・看護師、
  • 介護士、
    その他、
  • 人をサポートする仕事の人、

このような対人支援職のみなさんにとって、瞑想は良い助けになると思います。

エグゼクティブコーチング/カウンセリングで
最も価値を感じてもらえる場面とは?

そして、経営者へのコーチング/カウンセリングなどのサポートに関して言うなら…、
「瞑想技法」はもっとダイレクトに役立ちます。

役立つ場面は、本当にたくさんありますが、
私自身が「最も役に立つ!」と感じているのは、例えばこんなシチュエーションです。

  • 経営者として「ここぞ」という大きな判断が必要で、
  • いろいろ迷ったり悩んだり、とことん考えて考えて、
  • それでも自分で出した答えに納得できない、
  • 誰かに(コーチに)相談したい…

そんな時、どんな風に「瞑想」を活用してサポートするのかというと、

  • 雑念がなく、
  • 視野が広く、
  • さまざまな視点・観点から物事を見渡す、

「瞑想」や「ゾーン・フロー」の意識状態で

  • 思考だけではなく、感情や身体感覚も目一杯、活用して、

過去と未来について、ありありとイメージ

してもらいます。

そして、総合的な判断を見つけていく

一見すると判断が偏っていたとしても、
当事者である経営者やその人が大事に想う周りにとっては、
このタイミングではこれがベスト!」という判断です。

すると、目先では、損してるかもしれないけれども、
人生全体から見たら断然こちらがベスト!
というような答えが出てくる時があります。

もちろん、これはとても大雑把な流れをご紹介したに過ぎません。

本人が思考で導いた答えが、感情や感覚と不一致感があったり…、
もしくは、
感覚で導き出した答えが、思考と不一致感をもたらしていたり…、

など、その方のクセやパターンによって、さまざまなケースが生まれます。

とはいえ、本人にとって最良の答えを導くために、
コーチ自身が瞑想に関する幅広い知識を持って実践し、
それを現場で応用できることは、とても役立っています。

とてつもなく頭脳明晰な経営者をコーチング/カウンセリングしていて、

「サポートしてもらわなかったら、最良の判断はできませんでした。
自分で出していた答えとは全く違う答えに行き着きましたが、納得感がすごくて、驚きました」

このような言葉をかけてもらうことがあるのは、とても嬉しく、
瞑想のおかげだなー^^と思うのです。

ちなみに、私自身の経験では、一般のビジネスパーソン向けのコーチング/カウンセリングにおいては、
大きな決断に関するテーマよりも、

  • キャリアの相談
  • 人間関係の悩み相談
  • 具体的な企画作り
  • プレゼンテーションのサポート

などで、より価値を感じてもらうケースの方が多く、瞑想の知識や応用力ではなく、別のコーチング/カウンセリング技術の比重が高いと考えています。

ここで、念のためにお伝えしておくと、
「瞑想だけでコーチングができるようになる」とは一言も書いておりません!

また、平本式では、コーチングに特化したセミナーは開催していないので、「コーチングを専門的に学びたい方」は、まずは、プロコーチを養成しているスクールへの参加をオススメします。

専門的かつ個性的なコーチングスクールもたくさんあるので、検索してみてくださいね。

ちなみに、弊社ではリーダー・マネジャー・専門家が身につけるべき総合的なコミュニケーション力向上のために、数あるコミュニケーションスキルの1つとしてコーチングを取り入れています。

そして、「瞑想を体験してみたい」と思っている方のために、
平本式では2つの瞑想セミナーを開催しています。

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