教え方・伝え方には仕組みがあることを知っていますか?
平本式スタッフ中田久美子です。
「教える立場」の人から、こんな話をよく聞きます。
- わかりやすく教えているのに、いっこうに仕事を覚えてくれない
- 丁寧に伝えているのに、やり方を守ってくれない
- 具体的に指示しているのに、行動が遅い
だから、
- 飽きないように情報を取り入れたり…
- 和むようにジョークなどを盛り込んだり…
- 試行錯誤しても、反応はイマイチ…
このような場合、教える側がハマりがちな罠があります。
- 仕事を覚えてくれないのは、教え方がダメだからに違いない…
もっとわかりやすく教えないと! - やり方を守ってくれないのは、言い方が悪いからに違いない…
もっと丁寧に伝えないと! - 行動が遅いのは、理解できていないからに違いない…
もっと具体的に指示を出さないと!
こんなふうに考えて、わかりやすく丁寧に教えれば教えるほど、具体的に細かく伝えれば伝えるほど、思いとは裏腹に、ますますうまくいかなくなってしまいます。
なぜなら、教える側・伝える側と、受け取る側では、知っている情報も、経験も、やる気の高さも、「大きな差」があることがほとんどだから。
- 漏れなく伝えなければ!と盛り込んでしまうので…
情報がこぼれ、 - なかなかうまく行かなくて…
少しずつ雰囲気が固くなり、 - やればやるほど相手に威圧感を与え…
怖がられてしまう、
相手の興味関心や気持ちと、伝える側の関心や熱量に差がある場合、そのギャップを無視して、教えたり伝えたりしても、熱意は空回りして、徒労に終わり、悪循環が始まります。
では、一体どうしたらいいのでしょうか?
「感情設計」と非言語コミュニケーションを使いこなそう!
結論から言うと、以下の3点を気をつければ、ほとんどの場合、問題は解消します。
- 「得たい結果」に合わせて、情報を絞ること
- 相手の知識・経験・やる気などに合わせて、ストーリーを組み立てること
- 相手の心をオープンにすること
まず、どのようなゴールを目指すのか?得たい結果を明確にし、その結果を得られるよう的を絞ります。
次に、相手に合わせて、ストーリーを組み立てます。
その際、相手の知識や経験だけでなく、相手のやる気や不安など心理状況・気持ちに注目しながらストーリーを作っていきます。(平本式ではこのプロセスを「感情設計」と呼んでいます。)
また、相手の心がオープンになるかならないかは、実は、表情や雰囲気など、あなたが非言語のボディランゲージをどのように使うかどうかに影響されます。
特に、話し始める前の相手の「感情」にあなたがどのように合わせるか?によって、あなたが相手に与える印象やあなたの話の受け取め方に大きな違いが生まれます。
ー相手の心を開き、やる気をあげ、あっという間に行動してくれるようになるー
そんな「教え方」「伝え方」は、その仕組みとちょっとしたコツを理解して、トレーニングすれば、誰でも、すぐに身につけることができます。また、相手が一人でも、複数でも、同じ方法で通用します。
この方法を学ぶと、職場で、家庭で、地域や学校で、部下や後輩に、子どもたちに、教えることが行動までつながるから、イライラせず、ずっと楽に、楽しくなりますよ!
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(参考コラム)
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