「カウンセリングの実践」と聞いてどんな場面を思い浮かべるだろうか。
- 職場や身近な人の相談
- コーチやコンサルティングの補助技術として
- 専門職としてのカウンセリング
- 自分自身がよりよい人生を送るためのセルフカウンセリング
・・・など人によって様々かもしれない。
平本式心理カウンセリング4日間集中セミナーでは、上記すべてに対応する学びを体験する。
これを踏まえて実践の意味を再定義するとこうなる。
「カウンセリング技術を日常で使うこと」
自分自身、家族、パートナーとの関係から職場の人間関係まで、
ありとあらゆる場面で役立つのがカウンセリング技術。
相談場面でなくても、日常会話や子育て、占いとかスピリチュアルとかマッサージであっても
カウンセリング技術を生かせば圧倒的に癒せる存在になる。
す、すげーな!カウンセリング・・・!
ワシも知りたい・・・!
で、どうやったら実践できるようになるの?
何が必要?
結論
カウンセリング実践に必要なもの、それは「モノサシ」。
モノサシ・・・!?なんだそりゃ?
「そうであるものと、そうでないものの基準・範囲」
例えばカウンセラーを目指す人のポイントは下記のようになる。
- 初級:ノージャッジで横の関係で寄り添って相手の話を聴ける
- 中級:身体感情を誇張して、相手の真の感情まで引き出せる
- 上級:ケースを7つの発生要因にふりわけて考えられる
- 最上級:7つの発生要因と、3つの感情レベルを使いこなせる
じゃあ自分はどのクラスにいる?と考えたとき、案外、曖昧ではないだろうか。
- 自分が「ノージャッジ」で「横の関係」で寄り添えたか
- 相手の「真の感情」まで引き出せたか
- ケースが「7つの発生要因」に当てはまるか
- 「3つの感情レベル」をいつ使うか
どうやってわかる?
・・・そう、感覚的にはなんかわかる気がするんだが、できているかどうか、よくわからない。
ここでモノサシの出番だ。
例えば、ノージャッジという行為はない。
そこで、下記の基準をつくる。
- ジャッジ
自分の経験に基づいて一方的に評価判断分析(特に良し悪しを判定)している - ノージャッジ
カウンセリングに必要なポイント(相手の関心)に意識を向けている
この基準によって自分がジャッジとノージャッジの間のどこにいるかがわかる。
わかれば、気づいたうえでノージャッジに寄せていける。
これがジャッジとノージャッジのモノサシ。
真の感情とそうでないものも同様に基準があり、実は明確に線が引ける。
リソースフルとアンリソースフルも明確な境界線がある。
この範囲でやれば、まあまあ大丈夫という基準をつくっていくことが実践には大切。
自転車の運転だって、これ以上傾くと倒れる完璧なバランスの間で揺れ動くように進んでいく。
これと同じ。
カウンセリングは工学。
すべて原理原則と基準に基づいて進めていくのだ。
※ちなみにモノサシは生物学的な性質を利用して定義していきます
※だから、だいたいの人に当てはまる・・・すごいぜ・・・!
なんか、むずかしそうだな・・・!
で、どうやってモノサシを手に入れたらいい?
モノサシを手に入れるには?
- 「うまくいくとき」と「うまくいかないとき」を沢山経験する
- モノサシについて学ぶ
自転車の練習と同じで、1を繰り返すと安全な範囲が身につく。
カウンセリングは日常の様々な場面で使えるので、小さな試行錯誤を繰り返すと良いだろう。
ポイントは、うまくいくときとうまくいかないときを整理することだ。
そして2は実践コースでやっていることで、
基本的な聴き方から7つの発生要因のひとつひとつまで詳細なモノサシをつくっていく。
包括的に対応できるようになりたい場合は2で学び、1で確かめていく方法がおすすめかもしれない。
こちらの方が手っ取り早いと言える。
というわけで、実践のために必要なモノサシ。
できている、できていないの基準があればどんな場面でも自信を持って進めていける。
4日間を体験した方は、すでに感覚的なモノサシができている。
あとは練習で形にしていこう。
さらに効率的にモノサシをつくっていきたい方はぜひ実践コースへ。
今後の記事で具体的なモノサシについても触れていきたいと思う。
実践コースでは、カウンセリングに必要な様々なモノサシの原理と技術を学んでいきます。
考える基準ができることで、自信を持ってセッションを進めていけるようになります。
一緒に学んでいきましょう・・・!
西たかお(Nishi Takao ニックネーム:ニシティ)
心理カウンセラー。科学的な人間理解に基づく心理カウンセリングで、5,000人以上の悩みの解決をサポート。うつ、自殺予防、グリーフケアなどの領域の心理カウンセリングを得意とする。
以前は、コミュニケーションが苦手なIT・エンジニア系プレイングマネージャー。様々な問題を1人で抱え込み、身体不調からうつに。死ぬことしか考えられない日々の中で心理学を学び始める。同じ思いを抱える人を支援するため、心理カウンセラーとして活動をスタートし、独立開業。
企業の相談室での心理カウンセラー、コミュニケーション指導や少年院での心理カウンセリング、事故災害後のメンタルケアなども経験。
心理カウンセラーの専門家として、10年以上の経験・実績。
平本式では、心理カウンセリングのスーパーバイザーとして、また、瞑想リトリートの企画・アドバイザースタッフとしても活躍している。
本文と関連のある集中コースはこちら
プロの技術を体系的に学ぶ
カウンセリングの基礎知識から実践で使える応用トレーニングまでを4日間で集中的に習得します。