まずは犯人探しをやめるところから
職場で、家庭で、学校現場で、いじめや虐待、パワハラやDVの話題が日常になってしまったかのような昨今の日本。
これだけ問題視されているのに、なぜ止めることができないのでしょうか?
現場にいる人たちとの対話からは、今、大人も子どもも、「頑張らなきゃ」「完璧にやらなきゃ」というプレッシャーとストレスでがんじがらめになりながら、孤軍奮闘していると感じます。
まるでコインの表裏のように
「頑張らなきゃ」の裏には「頑張れないのはダメ」、
「完璧にやらなきゃ」の裏には「完璧にできないのはダメ」
が張り付いています。
だから、頑張れなかった時、完璧にできなかった時、そんな自分を許し、受け入れることなどできません。
そして、「私はダメだ」と自分を責め、「ダメなのは私です」と被害者の立場を取るようになりがちです。
このような思考に取り憑かれてしまうと、他人を許すこともできなくなるので、周りの人にもダメ出しをして、責めてしまいます。こうなると、被害者から一転して加害者の立場になってしまうわけです。
「被害者が加害者なり、被害者からも加害者からも抜け出せない」という悪しき連鎖に気づきながらも、その流れを変えることができず、そんな自分がいやでさらに落ち込むなど、ジレンマを感じている方もいるようです。
さらに、残念なことに「困っている人をサポートしたい」という思いがエスカレートして、逆に「加害者になってしまう」ということさえ起きています。
こんな時、「誰が悪いのか」という「犯人探し」をし続けても、問題が解決することは決してありません。
まずは、このドラマの連鎖を止めることが必要なのです。
本当に人の心に寄り添うために必要なこと
悩んでいる人に必要なのは、一方的なアドバイスではなく、しっかり寄り添って、そばにいてくれる人です。
その時に大切なことは、一緒に悩みにハマることなく、振り回されず、安定してケアできること。
たとえ今の立場が「被害者」であっても「加害者」であっても、
- 誰もが、根本的に悩みを解消できて、
- 心の傷や失敗から立ち直れて、
- いつでも人生をやり直せる、
- どんなことがあっても幸せになれる
そんなサポートができる人を、日本にもっと増やしたい!という思いから、心理カウンセラーの技術を伝える活動を続けてきました。
人との交流が減り、悩んでいる人が孤立してしまいがちなこの時代だからこそ、本当に人の心に寄り添えるようになる「心理カウンセリング」をより多くの方に学んでほしいと思っています。
たった半日、あなたが学ぶだけで助かる人がきっといるはずです。
専門知識は必要ありません。どなたでも、ご参加いただけます。
人を助けるカウンセリング心理学「傾聴と自己肯定感を学ぶ」