人は、常にコミュニケーションを取る存在である
「社会的動物」ともいわれる人間は、他者とのかかわりや交わりから離れて、ただ一人で生きていくことはできません。
人は、常にコミュニケーションを取る存在なのです。
コミュニケーションを思い通りに使いこなすことが大切
ただ、そのコミュニケーションのとり方に、人それぞれの特徴、ちょうどいい距離があるだけなのです。
現代のように複雑化した課題を解決することが重要な社会、職場では、様々な立場、様々な年齢、性別、文化背景の多様なバックグラウンドを持つ人たち同士で、連携を取りながら、グループ・ダイナミクスを発揮しながら業務にあたることが求められているのではないでしょうか?
その時、1対1、1対多、複数の人たち同士でのコミュニケーションなど、様々な場面で、コミュニケーションを思い通りに使いこなせると、自由自在にチーム力を発揮していくことができます。
言葉だけでなく身体全体でコミュニケーションをとっている
「全身」は口ほどにモノを言います。
コミュニケーションというと、「情報伝達」といった訳語から、言葉を使った意志の疎通を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
もちろん、人間は、動物の中で唯一言葉を操る存在ですから、言葉によるコミュニケーションも欠かせない手段であることに異論はありません。
コミュニケーションの影響度は言葉だけではない
コミュニケーションの影響度について、アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンによると、言葉の影響力、つまり話す内容が他者を動かす度合いはわずかに7%に過ぎません。
サッカーやバスケットボールの選手たちがプレー中にかわすアイコンタクトなど、スポーツの世界では非言語コミュニケーションは当たり前のことですが、実は、通常の生活の中での些細なやりとりの中でも、私たちは、想像以上に、「ボディランゲージ」(身振り・姿勢・表情など)や「口調、呼吸のペース」(声のトーン、スピード、音程など)に影響を受けています。
人は、言葉だけでなく、その表情や声の調子、手振りや身振りといった身体全体でコミュニケーションをとっているのです。
人は五感全部を使って意思疎通をはかる生き物
その上に、その人の身体全体から発している雰囲気も実は相手に影響を与えています。
また、相手の肩をたたいたり、手を握ったりといった動作も加えることもあります。人は、五感全部を使って、相手と意思疎通を図っているのです。
ですから、自分の持っている五感を研ぎ澄ますことで相手の情報をよりキャッチすることができるし、ボディランゲージなどの言葉以外のコミュニケーションをトレーニングすることで、一瞬で、相手に与える影響を変えることができます。
コミュニケーションは人生を変えるパワーがある
人はコミュニケーションをパターン化する
私たちは、往々にして、コミュニケーションがパターン化しています。気づかないうちに、慣れ親しんだやり方ばかりで、周りとコミュニケーションを図っているのです。
それがうまくいっている場合もあれば、いつも、まずい結果を生み出す要因となっていることさえあります。もちろん、言葉を変えることもひとつの方法ですが、言葉以外のコミュニケーションを変えることを試してみませんか?
コミュニケーションは人生を変えるほどのパワーがある
コミュニケーションは人生を変えるほどのパワーがあります。
誰でも、練習すれば上達するコミュニケーションで、人生もキャリアも変わっていくとしたら・・・?
あなたの人生で、面白いことが起き始めるかもしれません。